車のエアコンをつけたら、燃費が下がる!
そう思っているかたは多いと思います。
実は、車のエアコンは、「暖房」をつけるか「冷房」をつけるかによって、燃費が下がるか下がらないかが変わってくるのです。
では、暖房と冷房のどちらが燃費を下げてしまうのでしょうか?
車の暖房をつけたら燃費は下がるのか
結論から先に言うと、「下がりません」
車の暖房は、エンジンを冷却する機械(LLC)から発生する熱を送風することで、車内を温めています。
新たに熱を作り出す機械があるわけではなく、エンジンを動かすときに発生した無駄な熱エネルギーを利用しているのです。
でも、暖房をつけたら確実に燃費下がってるんだけど・・・と思っている方もいるはずです。
それは、コンプレッサーをONにしているのが原因です。
コンプレッサーとはエアコンのスイッチの近くにある、「A/C」と書いてあるスイッチです。
コンプレッサーは、車内の除湿をする役割があり、車内のガラスのくもりを取り除いてくれます。
ただ、コンプレッサーがONにすると、コンプレッサーが起動するので、その分電力を使ってしまい、燃費は下がってしまいます。
コンプレッサー(A/C)をOFFにし続けるのは良くありません
コンプレッサーをOFFにし続け、全く使わないままにしていると、故障の原因になりますので、週に1回ほどはONにして、起動させるようにしましょう。
コンプレッサーのボタンがない!!
高級車には、コンプレッサーのボタンがないことが多いらしいです。
これは、コンプレッサーがないというわけではなく、常につきっぱなしになっているということです。
お金持ちはいちいち燃費など気にしないということでしょうか。
うらやましい限りです。。。
車の冷房をつけたら燃費は下がるのか
冷房の場合は、燃費が「下がります」
冷房はコンプレッサーを利用して冷風を車内に送風しているので、コンプレッサーが起動している分燃費は下がります。
冷房をつけて運転した場合、燃費が20~30%程度悪化する可能性があります。
まとめ
暖房→燃費が下がらない
冷房→燃費が下がる
夏場は特に冷房を使う季節なので、燃費を気にする人は、窓を開けて車内の熱い空気をいったん外に出してから冷房を使いなど、工夫して車内を涼しくしましょう。
冬場は、A/Cスイッチを切っていることを確認して暖房をつけることで、燃費の悪化を防ぐことができます。